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4.基本操作に関する互換性

Microsoft Officeに慣れている人が、OpenOffice.orgを使うときに、最低限知っておいた方がよい知識をまとめます。それほど多くありません。ほとんどのことは、想像と勘で処理して大丈夫です。そもそもOpenOffice.orgは、全体構成が細部にいたるまで、Microsoft Officeから移行しても戸惑わないようにつくられています。それでも、この程度の知識はあった方がスムースに行くと思います。頭の隅に置いておく程度の軽い気持ちで読んでください。
(ここでは個別のアプリケーションごとの互換性情報についてはとりあげていません。それらは、別のページで取り上げます。)


● フォントの置換

OpenOffice.orgでは、いろいろな環境で利用させることを想定して「フォントの置換テーブル」の機能が用意されています。この「置換テーブル」を使わなくても、たいがいの場合うまく代替フォントを見つけてくれるようですが、Microsoft Officeで作成したファイルを開いたときに表示がうまくいかないというような場合は、ここで明示的にフォントの置換を設定すると良いでしょう。

画面01
(画面01)
1.「ファイル」−「オプション」コマンドで「オプション」ダイアログを表示します。
2.左側のツリーメニューで「OpenOffice.org」−「フォント」を選択します。
3.「置換テーブルを使う」チェックボックスをオンにします。
4.「フォントの種類」と「置換候補」の組み合わせをドロップダウンリストから選択します。このとき、ドロップダウンリストに表示されるのは、OS(Windows)にインストールされているフォント名です。インストールされていないフォント名を入力したいときは、コピー&ペーストなどを使って正確に入力するようにします。
5.右側の「レ」ボタンをクリックすると、中央のリストに登録されます。
6「常に」または「画面」のチェックボックスをオンにします。このチェックボックスは、どちらかを選択するようにします。(過去に、両方をチェックしたときに不具合が報告されています)



● 「スタイルと書式」

「スタイル」というのは、書式の組み合わせに名前を付けて管理する機能です。Microsoft Officeに比べるとOpenOffice.orgは、このスタイル機能が強力です。Microsoft Officeの場合には、スタイル機能は一部のパワーユーザーの機能という感じがします。しかしOpenOffice.orgでは、書式は「スタイル」として扱うのが普通であり、また書式を「スタイル」として扱ったときに、使いやすくなるように全体が構成されています。

OpenOffice.orgの「スタイル」管理の中心をうけもっているのが、画面02の「スタイルと書式」機能です。この画面はWriterのものですが、CalcにもImpressにも同じ体裁で用意されています。

画面02
(画面02)
Writerの「スタイルと書式」−「段落スタイル」


画面03
(画面03)
Calcの「スタイルと書式」−「セルスタイル」


スタイルの使い方(旧バージョン)
「スタイルの書式」は、前バージョンでは「スタイリスト」という名称でした。
下記に「スタイリストの使い方」を解説したページがありますので、参考にしてください。アイコンのデザインが多少違っていますが、基本的な使い方は同じですから、役に立つと思います。
参照 → 「スタイリストの使い方」


● ジャンプ機能と「ナビゲータ」

OpenOffice.orgには、「ジャンプ」コマンドがありません。その代わりに「ナビゲータ」と呼ぶ機能が用意されています。この「ナビゲータ」は、単純なジャンプ機能ではなく、ドキュメントの要素をリストアップして、その内容を構造的に表示する機能となっています。そのため、Microsoft Officeから移行したときに戸惑うポイントのひとつです。ナビゲータの内容や使い方は、Writer、Calc、Impressなどのアプリケーションによって少しずつ違っています。この「ナビゲータ」を理解して使いこなすと、OpenOffice.orgの価値を何倍にも高めることができます。

画面04
(画面04)
Writerの「ナビゲータ」


画面05
(画面05)
Calcの「ナビゲータ」


ナビゲータの使い方(旧バージョン)
旧バージョンのものですが、下記に「ナビゲータの使い方」を解説したページがありますので、参考にしてください。アイコンのデザインが多少違っていますが、基本的な使い方は同じですから、役に立つと思います。
参照 → 「ナビゲータの使い方」


● 「クリップアート」と「ギャラリ」

OpenOffice.orgの「ギャラリ」は、グラフィックスやオブジェクトを登録しておき、ドラッグ&ドロップで文書に挿入するための機能です。したがって、目的と機能は、Microsoft Officeのクリップアートにあたります。次のボタンで表示をオン・オフします。

画面06
(画面06)
このボタンで「ギャラリ」の表示・非表示を切り替えます


画面07
(画面07)
ツールバーと編集画面の間に表示されているのが「ギャラリ」です。
(A)の部分をクリックすると一時的に閉じることができます。



ただし、残念ながらOpenOffice.orgにはクリップアートが収録されていません。それは、もっぱらライセンスフィーの問題です。
旧バージョンでは、見本として3D図形が表示されたのですが、それもなくなりました。中途半端にクリップアートを表示するのなら、いっそないほうが良いという判断でしょうか。新バージョンでは、画面07のように「サウンド」カテゴリに効果音が表示されています。そのほか「背景」や「ホームページ」用のボタン「箇条書きシンボル」など、Webページ作成やプレゼンテーション作成用の素材のみ登録されているにすぎません。
したがって、別途に自分でクリップアートなどを用意して登録する必要があります。

ここに、Microsoft Officeのクリップアートを登録することも可能です。登録は次の手順です。旧バージョンでの解説ですが、手順は変わっていません。
参照 → 「OpenOffice.org のギャラリに Microsoft Office のクリップアートを登録する」


● 「データソース」

OpenOffice.orgには「データソース」と呼ぶ機能があります。これに相当する機能はMicrosoft Officeには存在しません。「データソース」は、OpenOffice.orgで共有して利用するデータベースを登録しておく機能です。

画面08
(画面08)
このボタンで「データソース」の表示・非表示を切り替えます


画面99
(画面99)
ツールバーと編集画面の間に表示されているのが「データソース」です。サンプルで登録されている「Bibliography」のテーブルを表示しています。
(A)の部分をクリックすると一時的に閉じることができます。


画面09のように、初期設定では「Bibliography」というサンプルデータベースがひとつだけ登録されています。Baseで新規作成したデータベースも「データソース」としてここに表示されます。
ここに、Windowsシステムのアドレス帳やOutlookアドレス帳などを登録しておくと便利です。次の手順です。

【手順】
画面09
(画面09)
1)「ファイル」−「ウイザード」−「アドレスデータソース」を選択します。


画面10
(画面10)
2)「アドレスデータソースウイザード」が起動します。この画面にあるようなアドレス帳をデータソースとして登録できます。


画面11
(画面11)
3)「C:\Documents and Settings\ユーザー名\My Documents」フォルダに「アドレス.odb」というファイル名でOpenOffice.org用のデータベースファイルが作成されます。


画面12
(画面12)
4)ウイザードを終了すると、「アドレス」データソースが作成されます。


このデータソースは、もちろん差し込み印刷にも活用できます。
旧バージョンのものですが、活用例としてご覧ください(バージョンアップで内容は大きく変更されています。あくまで活用の一例としてご覧ください。)
参照 → 「差込機能を使った宛名印刷」


● 正規表現による検索

Microsoft OfficeとOpenOffice.orgは、「ワイルドカードを使った文字列の検索」の方法が違っているので注意する必要があります。OpenOffice.orgでは「正規表現」という方法を使います。「正規表現」による検索条件の設定は、最初は複雑で分かりづらいかも知れませんが、Microsoft Officeの方法よりも柔軟な検索条件を設定できます。
OpenOffice.orgのヘルプで「正規表現リスト」を検索すると正規表現の記号の使い方を見ることができます。

画面13
(画面13)
OpenOffice.orgの「ヘルプ」−「OpenOffice.orgヘルプ」コマンドでダイアログを表示して、「索引」タブを選択し、「正規表現リスト」を検索します。


なお、」「正規表現」についての解説は、次のサイトがお薦めです(外部のサイトです)。
参照 → 「Riue ちゃんの正規表現講座」


● クリップボード

Microsoft Officeには、「Officeクリップボード」と呼ぶ機能があり、クリップボードに積載するデータを24個にまで拡張できます。残念ながら、OpenOffice.orgには、これに相当する機能は用意されていません。クリップボードに積載できるデータは1つだけで、新しいデータをクリップボードにコピーすると、前のデータに上書きされます。

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2005/11/01 松井幹彦


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