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トップ  >  OpenOffice.org 3.0 の新機能  >  文字グリッドに「Word互換モード」って、どういうこと?
Writerに新搭載の「Word互換モード」について解説します。

【Wordのテスト−その1】
まず、MicrosoftWord2003で文字数と行数を指定して文書を作成してみましょう。
文字の並び具合が分かるように、グリッド線をオンにしています。
(画像のクリックで拡大します)
画面01



【Wordのテスト−その2】
MicrosoftWord2003には「原稿用紙の設定にする」というオプションも用意されています。これをオンにすると、下のように文字がグリッド線の中央に移動して、句読点はぶら下げ処理が行われます(3行目参照)
画面02



【旧バージョンのWriter−その1】
同じことを、前バージョンのOpenOffice.orgWriter2.4.1でやってみましょう。
30文字×30行で文書を作成します。「罫線を表示する」をオンにしています。
画面03



(松井の解説)
この表示は、Wordの「原稿用紙の設定にする」とほぼ同じです。各行の上にルビ文字のためのスペースが確保されるので、その分だけ文字位置が下がってしまいます。

【旧バージョンのWriter−その2】
では、ルビ文字のスペースを減らしてみましょう。「ルビ文字の最大サイズ」を最小値の「0.1ポイント」にしてみます。
画面04



(松井の解説)
Writerでは、まずルビ文字のためのスペースを確保します。そして、1文字の最大サイズをもとに文字枠を決定し(「1文字の最大サイズ」と「行単位の文字数」は連動しています)、必要な行数をページの中央になるように配置します。したがって、「ルビ文字の最大サイズ」を小さくした分だけ用紙の上下にスペースが発生してしまいます。
このような処理は、わかりにくいだけでなく、ほとんどの人が望まないでしょう。

【新バージョンのWriter−その1】
続いて、新バージョンのOpenOffice.org3.0に含まれているWriterです。Word互換モードを使って行数と文字数を設定します。
画面05



(松井の解説)
これは、Wordで「原稿用紙の設定にする」オプションにあたります(画面02を参照)。文字送りに関しては、ほぼ完全といって良い互換性です。Wordのファイルを新しいWriterで開くと、このモードで表示されます。

【新バージョンのWriter−その2】
新しいWriterのWord互換モードでは、「文字に合わせたマスを使用する」というチェックボックスが用意されました。このチェックボックスをオフにしてみましょう。
画面06



(松井の解説)
各文字が、マスの中央から左寄せに変化しました。つまり、Wordで「文字数と行数を指定する」オプションにあたります。この文書を画面01と比較すると、3行目の部分の文字送りが違っているのが分かります。Wordの方では文字間隔を少しずつ詰めて句読点の「追い込み処理」が行われているのに対して、Writerの方では余白領域への「ぶら下げ処理」が行われています。

【新バージョンのWriter−その3】
句読点のぶら下げ処理は、段落書式で変更できます。「句読点のぶら下げを行う」をオフにしてみましょう。
画面07



(松井の解説)
確かに句読点のぶら下げ処理は行われなくなりましたが、「追い出し処理」が行われてしまいました。直前の1文字とともに次の行に送られたために、改行位置が変更されてしまいました。これでは、目的の結果とは違っています。

(まとめ)
禁則処理の違いは残っていますが、ここまでくれば、文字数×行数の文書に関しては、ほぼ満足のいく範囲まで互換性は高まったといって良いでしょう。
新しいOpenOffice.org3.0では、オプション設定(「ツール」−「オプション」コマンド)の「Writer−全般」ダイアログに「文字の罫線に正方形のマスを使用する(原稿用紙モード)」というチェックボックスが新設されました。これがWord互換モードの切り替えです。このチェックボックスをオフにするとWord互換モードになります。
初期設定はオンです。その場合は、従来と同じ処理が行われます。Wordのファイルを開くと、このチェックボックスは自動的にオフになります。
画面08






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