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派生版とは?

OpenOffice.orgは、オープンソースソフトウェアです。ソースコード、いわば設計図やレシピのようなものが公開されており、その改造、改良は禁止されていません。
ここから、OpenOffice.orgをベースとして作られた「兄弟分」が産み出されてきましたが、これが派生版と呼ばれるものです。

本家とも言えるOpenOffice.orgは一度開発が終了しましたが、この派生版が後を継ぐ形で継続開発されています。したがって現在はOpenOffice.orgという製品はバージョンアップされていないのでご注意くださ い。(Apach OpenOfficeというよく似た名前のものがありますが、こちらも派生版になります。)

派生版はそれぞれに特徴がありますが、重要な共通項として「ODFという世界共通の形式を利用している」というところです。それぞれ名前や特徴は違えど、基本的にはお互いにファイルをやりとりすることが可能になっています。

ここでは現在も開発が続いている派生版をご紹介しますので、ご自分のニーズに合っていると思うものをお使いください。オーユージーのメンバーも、それぞれ思い思いのものを使っています。

派生版のご紹介

LibreOffice

派生版の中では後発でしたが、本家OpenOffice.orgの停止後も活発な活動が続き、現在もバージョンアップが続けられています。
The Document Foundationという非営利団体が開発しており、英語版、日本語版以外にも100以上の言語版がリリースされています。
LibreOfficeのダウンロードはこちら。
日本語のメーリングリストやWikiも開設されています。

LibreOffice Portable

上記のLibreOfficeをインストール作業不要なポータブル版にしたものです。こちらのファイルをUSBメモリなどに入れておけば、そこからインストール作業なしにLibreOfficeが起動することができます。
プレゼンテーションなどの際、急遽LibreOfficeのインストールされていないPCを使わざるを得なくなった場合でも対応できます。
LibreOffice Portableのダウンロードはこちら。

Apache OpenOffice

一時開発が停止したOpenOffice.orgですが、Apache Foundationという財団に移譲され、新たに開発されることになった派生版です。OpenOffice.orgの資源をそのまま受け継いだため、古いOpenOffice.orgから更新の検索をするとApache OpenOfficeが検知されます。
日本語のサイト自体はまだOpenOffice.orgからApache OpenOfficeへの情報更新が完了していないようですが、LibreOffice同様に各国語版が作られています。
Apache OpenOfficeのダウンロードはこちら。

NeoOffice

現在はLibreOfficeもApache OpenOfficeもMac OS Xに対応していますが、これらが対応するより前からMacのAQUAに対応させるべく始まったのがこの派生版です。Mac対応を長い間続けてきた実績があるため、操作性なども他のMac用ソフトと似るように工夫されているようです。
NeoOfficeのダウンロードはこちら。